アルミタイトの開発と機能·性能

摘要

セルフタッピンねじは、インサートナットやタップ加工が不要であるためトータルコストの低減やリサイクル性に優れており、家電製品をはじめ多くの分野で使用されてきたが、アルミ材やマグネシウム合金など軟質金属に対しては、焼付きや凝着現象が発生し易いこと、或いは温度変化や振動等によるゆるみが心配であるとのことから、敬遠されがちであった。 また、車輌関係ではトルクに対する信頼性の問題が危倶されている。 当社では、この様な背景の下に軟質金属用締結ねじとしてアルミタイトを開発し、既に多くのユーザーでご使用頂いているので、このねじの機能と性能について紹介させて頂き、ユーザー各位のコストダウン対応やリサイクル率の向上、LCA（ライフサイクルアセスメント）への活用など製品設計の幅を広げて頂く一助になればと願っている。