台湾新幹線の概要と環境対応について

摘要

高雄醫学大学郭宏亮教授が来日されましたが，同教綬は台湾高速鐵路股份有限公司顧問（騒音·振動担当）を兼ねておられますので，台湾の新幹線についてお話を伺いました。 ［1］1990年に台湾の高速鐵路（新幹線）の案が内閣を通過し，1995年に環境アセスメントが通過しました。 このアセスメントの際にはフランスのTGVの車輌を採用する予定でした。台湾の高速線路はBOT (Build Operate Transfer）を採用して，土地（全線幅18m）は政府が提供し，建設，車輌の購買と運営管理は民間で組織した高速線路股份有限公司が担当し，契約の日より35年間は此の会社が運営し，その後全て政府に変換するという契約内容です。