飼料用水稲品種の多くは耐倒伏性高いが增肥は慎重にいもち病対策の種子消毒、防除は主食用と同様に行う

摘要

日本の食料自給率はカロリーベースで38%と主要先進国の中では低い水準にあ る。自給率を向上するためには、自給率が 26%にとどまる飼料の生産拡大に向けた取 り組みが重要な課題になっている。水田は わが国の耕地面積の36%を占めているが、 日本人のコメ消費量は年に1%ずつ減少し ている。これは面積にして1万5,000haに 相当する水田が毎年作付け不要になること を意味しており、そうした水田を利用して 飼料用水稲を生産し、飼料自給率向上に寄 与するような政策が実行されている。