Cアーム型X線透視撮影装置Versiflex VISTAの製品紹介

摘要

X線透視撮影装置は1960年代半ばに上部消化管検査 用にほぼ現在のスタイルが完成した。そして，1960年 代初頭に確立された二重造影法とともに普及され，胃が h死亡率の滅少に貢献してきた。また，1980年代初頭 には血管造影検査装置がデジタル化され，リアルタイ ム機能が強化された（Digital Subtraction Angiography ： DSA装置）。同じ頃，IVR (Interventional Radiology) という手枝が血管造影検査で実践され始め，DSA装置 とともに普及されてきた。このようにX線装置は検査手 技と密接に関連して進化を遂げてきた。近年，IVR手枝は消化管領域にも適用され，X線透視 撮影装置と内視鏡装置を併用し，様々な検査で実績を上 げてきた。元来，上部消化管検査用に使用されてきたX 線透視撮影装置は新しい使われ方が要求されている。そこ で，我々は臨床ニーズを根本的に見直し，新しいコンセプ卜の下，IVRを含む各種検査に操作性よく対応できるとと もに安全性に配慮したX線透視撮影装置を開発した。