寄生素子による指向性切り替えアンテナ

摘要

平面パッチアンテナの指向性切り替えを寄生素子の近傍配置により実現させる．本報告では，励振素子の近傍に異なる3つの形状の寄生素子をそれぞれ装荷させることにより，ビームチルトの検討を行う．その結果，寄生素子の形状により，放射指向性，アンテナの反射特性に異なる特徴を持つことを確認した．また，アンテナ背面に反射板を設置した場合についても検討を加え，反射板がアンテナのS_(11)特性とチルト角に与える影響について明らかにする．