北海道忍路湾における6月のホソメコンブ現存量と 密度に及ぼす秋季から春季の水温の影響について

摘要

北海道南西部日本海沿岸では磯焼けの発生および進行 に伴い.沿岸漁業の主要対象種であるゥニ類ゃェゾァヮどHaliotis discus hannaiにとつて直要な食耳料であるホソ メコンブ Saccharina japonica var. religiosa群落が減少あるいは消失する現象が起こっている。北海道の磯焼け対策はゥ二の密度管理を基本として進めているが. ゥ二の密度を下げても年や場所によつては必ずしもホソ メコンブ群落が再生しない事例が起こっている。そのため.ホソメコンブ自体に及ぼす海洋環境の影響につい て明らかにする必要がある。