大腿骨頭すベり症に対する手術治療後のスポ一ッ活動

摘要

大腿骨頭すベり症の手術前後のスポーツ活動についてアンケート調査を行つ たり対象は1989年から2014年に大腿骨頭すベり症に対し手術を施行したは8例187 股のうち，初回手術を当科で施行した146例175股である.これらに対し，アンケート調査を行つ た.アンケート回収率は42%(61人）であった.初回手術時年齢11歳(9?ほ歳），発症前の スポーツ歴は多い順に野球が18人，バスケットポールが11人，体育のみが11人であった.頻度は， 最多が週3?4日以上の18人であった.術後の活動については，体育への復帰は1?3年を要した 例が多く 24人であり，さらに部活動への復帰も1?3年を要した例が23人であつた.また，部活 動を行っていた45人(81.8%)のうち，競技へ復帰あるいは他のスポーツを継続できたのは35人 (77.8 %)であった.現在の活動度はUCLA activity score平均7.86 (3?10)であった.治療後 も高い確率で競技復帰できていた.