［依頼講演］人の実装プロセスに学ぶ検査画像処理ソフト自動生成手法

摘要

著者らは，画像検査機械に必要な画像処理アルゴリズムを構築し，検査画像処理プログラムを自動生成する手法として，遺伝的ネットワークプログラミングを応用した，画像処理ネットワークプログラミングを提案している．これまで，模擬検査画像·実画像を用いた実験により，キズ·欠陥像を検出できる画像処理ソフトウェアが自動生成できることを示してきた．本稿では従来手法における課題であった，検出すべき対象物や撮像環境が複雑になる程ネットワークプログラムの規模が拡大し，探索に必要なネットワークの規模や生成されるアルゴリズムの構造が複雑となる問題に対応する．具体的には，人がアルゴリズムを構築する際の実装プロセスに学び，画像処理アルゴリズム構築のプロセスや，その構造を人の思考過程に近づけることにより，性能向上を図る．