ユビキタスサービスプラットフォームにおけるリソース指向ライフログ流通基盤

摘要

「いまだけ·ここだけ·あなただけ」のコンテキスト適応型サービスの構築を支援可能なユビキタスサービスプラットフォームの実現に向けた研究として，我々は，ユーザに関する情報の流通を担うライフログサーバ「HoRUS （History of Resources in Ubiquitous Services）」の研究開発を行っている．HoRUSでは，ライフログ情報の蓄積および開示のためのインタフェースとして，リソース指向のRESTfulインタフェースを採用しており，同インタフェースを介してライフログ情報を流通させながら，ユビキタスサービスプラットフォーム上で利用可能な様々な構成要素と連携することで，種々のコンテキスト適応型サービスの構築の一端を担うことを目的としている．本稿では，ユビキタスサービスプラットフォーム上でHoRUSを介して実現されるライフログ情報の流通について述べる．