マイクロ波およびミリ波帯におけるセラミックスの電磁気特性評価

摘要

マイクロ波は，通倍およびレーダーとして情報社会に大きく貢献しているばかりでなく，食品加工などの分野での加熱用途にも広く利用されている。加熱用途にマイクロ波を利用するためには，連続波でかつ大出力が必要であり，発板効率が良く製造コストの低いマグネトロンが広く利用されている。家庭用の電子レンジには，大量かつ安価に生産されている2．45GHzで500あるいは600Wのマグネトロンが使用されているが，食品加工などの工業用途には数kWから100kW程度のマグネトロンが製造され，広く実用化されでいる。 食品の加軌　 各種材料（茶菓，木札　 陶磁器など）の乾燥では，水によるマイクロ波エネルギーの吸収を利用している。