小特集「パルス通電プロセスは材料機能を革新できるか」

摘要

今回、「パルス通電プロセスは材料機能を革新できるか」というタイトルで特集号を企画した。 「パルス通電」という術語に対しては、「放電プラズマ」、「プラズマ活性化」、「パルス通電加圧」あるいは「大電流パルス通電」などの呼称も使われている。 歴史的には1960年代に井上潔博士によって「放電焼結加工」という言葉を用いて「パルス通電プロセス」の端緒が拓かれていることもあり、「放電プラズマ」という言葉に基づく「放電プラズマ焼結」を略したSPS（Spark Plasma Sintering）が術語として国内外において多用されつつある。 しかしながら、放電という言葉の使用に未だ多くの議論あることから、本特集では「パルス通電プロセス」という術語を用いた。