電子ジャーナルのオープンアクセスに関するNIHパブリックアクセスポリシーと国際動向

摘要

電子ジャーナルのオープンアクセスの動きは米国の国立衛生研究所(NIH)の助成研究成果論文公開の方針で新しい段階を迎えた。 NIHは2004年9月に助成研究の成果については、論文刊行後6カ月以内にNIHの電子ジャーナルサービスPubMed Centralにその最終原稿の電子版を提供し、無料公開するように求める提案をおこない、同時に公開窓兄姉典をおこなった。 その結果を受け、2005年2月に最終方針を発表したが、そこでは出版社の意向を汲hで独文刊行後12カ月以内に変更され、この方針は2005年5月2日から実施された。 本稿では、この方針が生まれるに至った経緯やこの提案·方針に関して関係国体や学会·出版社の音見などを解説した。 さらにわが国の学会出版への彫Ⅶについても論じた。