日本天文学会早川幸男基金による渡航報告書26th IAU General Assembly

摘要

プラハでIAUGeneralAssemblyの期間中に開催されたシンポジウム"IAU Symposium235：GalaxyEvolutionAcrosstheHubbleTime"に出席しました．この研究会は，近年の地上大型望遠鏡および衛星を用いた観測結果をもち寄り，それらを通じて明らかになってきた銀河進化に関する知見を共有し，今後の観測装置で解明すべき点を整理することを目的として掲げたものでした．私は，京都大学の太田耕司助教授らと進めてきた，すばる望遠鏡の共同利用観測による赤方偏移5付近の星形成銀河（いわゆるライマンブレイク銀河）の観測結果，およびより低赤方偏移のサンプルと比較することで見えてきた宇宙初期における星形成銀河の進化過程に関する発見についてのポスター発表を行うことになっていました．