新学術領域研究「学際的研究による顔認知メカニズムの解明」第1回領域班会議参加報告

摘要

認知の研究は近年，認知科学，心理学，脳科学，基礎医学，臨床医学，工学，情報学など多くの分野で大きな注目を集めています． この大きな トレンドの理由は，人間のこころのメカニズムの科学的解明が進む中で，顔認知こそは言語認知と並ぶきわめて重要なテーマであるからに他なりま せh．平成20年度から文部科学省科学研究費補助金に.新たな学問領域の創生をうたい，新学術領域研究が設けられましたが，そのプロジェクトの ひとつとして，自然科学研究機構生理学研究所，柿木隆介教授を領域代表とする「学際的研究による顔認知メカニズムの解明（略称：顔認知）」が発 足いたしました．本プロジェクトの目的は［顔認知機の解明」をキーワードとして認知科学，心理学，脳科学，基礎医学，臨床医学，工学，情報 学など，幅広い分野の研究者がして研究を行い，最終的には可能な限りその成果を広く社会に還元することにあります． 本年度（平成21年度） からは，昨年度から計画班員であった6名に加え，新たに29名の公募班員が本プロジェクトに加わることになりました． さる8月19日（水）-20 日 （木）の二日間，計画班員と公募班員が一堂に会す第1回領域班会議が，北海道厚生年金会館（札幌市）で開催されましたので，同会議の模様をご報 告申し上げます.