韓国における構造セラシツケセの動向と展望（反応焼結とマイケロ波焼結）

摘要

硯在，韓国の反応焼結技術の中,液相反応焼結の場合は先進国とほぼ対等な技術水準を持っているが，繊維強化複合体およびホウ化物などの製造においては若干の技術力の差がある。 しかし，航空宇宙産業の発達によるブレーキディスクなど緻密な繊維強化複合体の開発が加速化すれば，技術力の向上がもたらされるものと考えられる。 さらに，政府主導の研究開発投資を現在よりさらに増やせば，固相-液相反応焼結の場合は基礎的な研究面は大幅に進歩しており，すでに小型部品は試作品を提供できるので,先進国とほぼ同じ水準にまで至ると予測される.これらの分野では一般に，HP（Hot Press）やGPS（Gas Pressure Sintering）などのような高価な装備を利用する技術が主に研究されがちである．しかしこれらの製品の大量生産や実用化のためには，NPS反応焼結のような経済的な焼結技術の開発が必要でなる．したがって，研究開発の投資が継続的に行なわれること，およびエンジン部品とかガスタービンなどの構造用セラミックス材料の需要がさらに増大すると，その技術水準も先進国並みに至ると考えられる．韓国の場合，米国，日本のような構造用セラミックス先進国との技術交流を活発化させること，および航空宇宙,エネルギーなどの新しい産業へ構造用セラミックスの適用領域を拡大すれば,さらに多くの需要創出とそれに伴う必要な先進技術力の確保が達成出来ると判断される．また，エネルギー資源の枯渇によるエネルギー価額の上昇にあわせて，エネルギ十費用を節減させることができる気相,液相反応焼結技術やマイクロ波技術の開発は，エネルギー資源が足りをい韓国の場合には，絶対的に必要な技術であるのは間違いないと考えられる．