HACCP対応動態温度監視システム＜GPSと衛星通信を利用した保冷車両の動態温度管理情報サービス＞

摘要

O157による食中毒の大量発生を契機として、食品の製造過程での衛生管理·安全管理が大きな課題となってから数年が経過したが、その後も乳製品など食品による事故が発生しており衛生管理の徹底に対する社会の要請は増大している。 食品の安全管理として、製造·加工段階での衛生管理の徹底のためにHACCPと言われる管理手法が、大手の食品メーカを中心に導入が進められてきている。 これらの導入を促進するため「HACCP手法支援法」が施行され推進されている。 一方、物流の面では、輸送の過程で菌の増殖を防ぎかつ品質を維持すると言う安全衛生管理および品質管理の両面から荷主側の温度管理ニーズは厳しくなっており冷凍車両による温度管理輸送により対応するようになって来ている。