高効率ガスタービンL20A·M7Aシリーズ

摘要

昨年の京都議定書の発効を受けてCO_2排出削減への要請がますます高まっており，最近のエネルギーコストの上昇も伴って，ランニングコスト低減などの経済的側面からも，ガスタービンにはより一層の高効率化が求められている。それらに応えるべく，本稿で述べたL20A·M7Aシリーズガスタービンでは，現在も効率向上·低エミッション化の努力が継続的に進められている。 特に，最新機種となるM7A-03は，従来型より大幅な効率UPを目指して開発中であり，本年3月に予定通り初起動に成功した後，性能·耐久性の確認等，各種の試験を順調に実施中である。 今後，本年度下期に計画中の社内フィールドテストに向け開発を進めていくが，早期にコージエネレーションシステムとして巣立ち，省エネルギー推進と環境負荷の低減に貢献できることを期待している。