早稲田大学理工学研究所のプロジェクト研究活動の一環として,産業用オープンネットワーク·ラボラトリー(IONL)は,プロセス自動制御系を主な対象とした,ディジタル通信規格で実現する技術の研究と,技術者教育活動を行っている。プラントにおけるプロセス制御のディジタル化は,IEC61158シリーズの規格書で定義されているいわゆるIndustrial communication networks-Fieldbus specificationsとして一つの到達点を観た。中でもFOUNDATIONフィールドバスは,ディジタル化の主目的であった制御装置とフィールド機器間での信号のやりとりをアナログ伝送からディジタル通信に代替することだけではなく,フィールド機器間の通信接続系だけで制御ループを構成し,自律的に制御動作を持続させることを可能にした息そして,本質安全防爆の仕組みを持つ点が特徴である。
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