インターネットを利用したリモート監視の課題とデータセンタ方式監視サービスの活用事情

摘要

インターネットの普及によりリモート監視·保全業務においても，ブロードバンド常時接続のネットワーク環境が簡単に利用できるようになった。 しかしながら，いつでもどこでもつながるオープンなネットワークであるインターネットは，オープンであるが故のセキュリティの脆弱さを本質的に内在している。 実際，メールに仕込まれたウイルス感染の急増，次々に発覚するセキュリティホールなど，企業のネットワーク管理者は日々対策に追われている。 また，自宅に業務データを持ち帰り，PCに不用意にファイル交換ソフトを組み込hでいたために重要データが外部へ流出した事件，本来あってはならないプロバイダからの顧客情報流出事件などが発生するに至っては，対策は社員，従業員　 の教育，管理までに及ぶ。