24/26kV固体絶縁スイツチギヤ

摘要

社会インフラである電力の安定供給のために必要不可欠な製品の一つであるスイッチギヤが，1890年ころに誕生して以来，既に100年が経過している。 この間，中庄スイッチギヤの形態は世の中のニーズへの対応と技術進歩に応じて，開放型→ハウジング型→金属閉鎖型→密閉型へと変化し，小型大容量化，耐環境性向上，環境調和，安全性の向上及び省メンテナンス化が図られてきた。 ˉ攻ぅ氓隶浃涡螒Bが大きく変化発展してきた要因の一つとして，絶縁技術の向上によることが大きい。 これまで，スイッチギヤに通庸されてきた主砲緑方式は，気中絶緑方式→気中複合絶縁方式（バリヤ，被覆絶縁方式）→SF_6ガス絶縁方式へと変化し，絶縁耐力の向上とともに機器の小型化に貢献してきた。 現在，中庄スイッチギヤの主流は，SF6ガスの優れた絶縁性能を利用したガス絶縁スイッチギヤ（C－GIS）である。 　 SF6ガスは無毒，無臭，不活性，不燃性の気体で，絶縁耐力と消弧能力が実用上もっとも優れていることから，受変電機器の絶縁媒体，消弧媒体として幅広く使用されている。また，非常に安定した気体であり大気寿命は3，200年と長い。 しかし，赤外線吸収量が大きいため，地球温暖化係数（GWP）が二酸化炭素（CO_2）ガスの23，900倍と大きいことから，1997年に開催された地球温暖化防止京都会議（COP3）において排出抑制対象ガスの一つとして指定された。 このことから，SF_6ガスを使用しな軽環境調和型スイッチギヤの技術開発,製品開発が望まれていた。