MGCタービン静翼の熱応力低減に関する研究

摘要

近年,MGCと呼ばれる高温耐熱材料が開発された。 この材料をガスタービン静翼に適用することで効率向上が期待できる。しかし,温度分布に起因する高い熱応力が発生しやすく,その低減が技術課題である。 まず解析によって,熱応力を低減できる中空翼形状を定めた。 第1次高温試験の結果を反映したところ,翼高さ方向の温度分布に起因する熱応力を下げる必要があり,翼高さ方向に3分割した改良設計を行った。 この改良翼を1400°Cレベルの高温試験に適用し,数値解析検証用の翼表面温度分布データを取得した。