姶厚東洋医学の構築に向けて（2） 経絡の存在について

摘要

【目的】有川貞清：『潜象界からの診療』（高城書房）には、「経絡は存在するものではなく現れるものである。 井穴に刺激（鍼灸など）を加えれば、人体に縦に走′る経脈が古典の図によく似た形で現れる」と記されている。 今回、同書にある練習方法で訓練を積hだ鍼灸師が、生体に現れた経絡を追う実験を行ったので報告する。 痉椒ā坑柧殼摔瑜盲埔欢ē欹佶胍陨悉斡≈芰Δ蛏恧烁钉堡俊㈡P灸師13名（男性7名·女性6名、平均年齢26歳）を対象とした。 健康な被験者の井穴·募穴付近の反応点に赤マジックで印を付けティ鍼施術を行った。 ティ鍼の方向·角度を変えながら現れた経絡を追いかけ、体表に筆ペンで描くことにより視覚化した。 【結果】ティ鍼の方向·角度に応じて同じ反応点から異なる経絡が現れた。 発現している経絡は、追うことができた。 刺激を加えない場合には経絡は現れなかった。