遅発性筋痛モデルに対する経筋治療の効果一大腿四頭筋において

摘要

【目的】動作時痛を主体とする経筋病に対して、愁訴と関連する経筋上の巣穴·愈穴の最大圧痛部位への施術が有用であることを報告してきた。昨年の岡山大会において、大腿四頭筋の遅発性筋痛モデルを作成し、筋痛出現時に生じる足指の栄穴相当部（第1～5中足指節関節の前、内外側陥凹部の10部位）の圧痛開催変化について検討した結果、運動負荷24時間後に、第2中足指節関節の前、外側（以下、第2指外側）が最大圧痛部位であることを報告した。そこで今回、経筋治療の効果を検討するため、大腿四頭筋の遅発性筋痛モデルを経筋病モデルとして作成し、第2指外側に皮内鍼治療を行い、その効果を検討した。