規制の国際標準化により コストダウン目指す乗用車排ガス規制値変更へ「今後の課題」にガソリンベーパー対策求める

摘要

環境省中央環境審議会は二月四日、「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について」（第一二次答申）を環境大臣に対し提出した。今後は答申の内容に沿った法令改正が進められる。主な内容には、排出ガス試験方法での世界統一試験サイクル（WLTC）の導入とそれに伴う排ガス規制値の変更のほか、国際標準に合わせる形でディーゼル重量車のブローバイガス規制の緩和が盛り込まれた。今後の課題には、PM2.5対策に関連する形で、早急なガソリンベーパーの低減策を求めた。対策は来年度に議論されるとみられる。