デジタルマンモグラフィ～CRにおける画像処理パラメータの検討～

摘要

近年、わが国の乳癌の発生率は年々増加しており、2000年には女性では胃癌を抜いてトップとなった。 乳癌検診方法についても大きく変化し、触診のみでなく2000年からは50歳以上の女性に対してマンモグラフィが導入されている。日本では40歳代からの罹患率が高いことから、40歳代へのマンモグラフィ導入に関する基本指針もまとめられた。 乳腺密度の高い40歳代や50歳代のマンモグラフィでは今まで以上に精度管理の行き届いたマンモグラフィが整備される必要があり、フィルムスクリーンシステム（以下S/Fシステム）においては精度管理システムが確立してきている。 デジタルマンモグラフィにおいても徐々に近年普及が高まっており、全マンモグラフィの20～30％を占めている（2004年12月現在）。