計測機器管理はコストダウンがキ一ポイント

摘要

ISO9001認証の維持には、組織の規模により、相応の経費が必要です。 外部に支出する代表的な費用としては、まず認証登録維持費ですが、次には何が思いつくでしょうか？ 意外にも、計測機器の「校正費」があります。 またこれが案外馬鹿にならない費用であることにあらためて気づきます。10年前の話になりますが、ある計測器メーカーに「校正証明書とトレーサビリティー体系図を出してください」とお願いしたところ、営業担当者には通じず、電話は数人を経て最終回答は「その準備をしている最中でして、現段階では正式なものはご用意できかねます」でした。 今では信じられないような会話ですね。 しかし、10年前といえばISO9000sの1994年版が出た直後であり、まだ認証件数も2，000件を超えた程度で、「ISOって何？ 」というような時代背景でした。