高ビーライト系セメントによる国内最大規模のCFT構造へのコンクリート圧入（仮）電通新社屋建設プロジェウト

摘要

鋼管内にコンクリートを充塡して柱として利用するCFT構造は，優れた耐震性能と剛性を建物に付与し，従来の鉄骨造に比べビルの有効面積を確保でき，設計自由度が増すメリットから次世代の高層オフィスビルへの利用が期待されている。電通新社屋建設プロジェクトでは，優れた耐震性能と剛性を確保するため，また，耐火被覆の低減により，柱の寸法をより一層スリム化するために設計基準強度（Fc＝）80N／㎜~2およびFc＝50N／㎜~2の高強度コンクリートを充塡したCFT構造が採用された。