ベンゾキノン系有機正極活物質を用いたリチウムイオン二次電池の開発

摘要

種々のべンゾキノン(BQ)誘導体を正極活物質として用いたリチウムイオン電池を作製し，その性能を評価した。BQ骨格に電子求引性置換基や立体的に大きな置換基を導入すると，それぞれ出力電位が上昇することや，サイクル特性が向上することを見出した。また，BQをニ量化したダイマー(BBQ)も優れたサイクル特性を示すことが分かった。