SO2可視光センサーのラマン分光

摘要

SO2可視光センサーの振動分光特性がラマン顕微鏡法を利用して測定された．2種の異なる錯体の形成が見られ，それはリンクしたSO2分子の対称伸縮，νs（SO2）に帰する吸収帯の位置と相対的な強度により特性化された．実際に1:1の化学量論に相当する黄橙の錯体では唯一の吸収帯が観察され，それは約1080cm~(-1)でνs（SO2）に帰し，1:2錯体に相当する真紅の錯体では約1070と1090cm~(-1)で吸収帯が観察された．