Aseanplas2005のハイライト「ハイテク」開発に積極挑戦－ASTARの成形プロジュ外奏功－

摘要

4月26～29日にシンガポールEXPO会場で開催されたAseanplas2005でシンガポールの科学·技術·研究省（ASTAR）は，エレクトロニクスから航空分野にいたる産業分野にインパクトを与えるプラスチック·ゴム製品の潜在的なコスト節減，より高い効率と信頼性を生み出すプラスチック成形技術研究の成果を紹介した（写真1）。 2004年に結成されたASTARのプラスチック成形プロジェクトは，プラスチックとゴムメーカーの技術的能力向上を支援するためのASTARの3つの研究所による集約的な促進方策である。 マイクロ成形からナノ材料にいたる革新的な技術を展示する3つのASTAR研究所は，Singapore Institute of Manufacturing Technology（SIMTech），Institute of High Performance Computing（HPC）とInstitute of Materials Research and Engineering（IMRE）である。 「プラスチック業界は，グローバルな競合の絶え問ない圧力と多様性の増大に直面している。 科学的，技術的な発見が，企業が国内的にも国際的にも競合性を保つために，革新的な製品を創造することを支援するうえでのキーとなる。 このプロジェクトは，われわれの研究所がいかに最先端の研究を促進し，シンガポール経済の競合性を高めるうえで協力を進めているか示す好例である」と語ったのは，ASTARの科学とエンジニアリング研究会議のディレクター·ChongTow Chong教授である。 本号では，それぞれの部門での技術内容の骨子をまとめた。