人材育成で物流現場力アップ－WMSによる“見える化＝標準化”と“現場の知恵”の継承で人材育成～松下ロジスティクスの挑戦·浦安センター現場レポート

摘要

松下ロジスティクスは2001年10月，松下電器産業グループ9社の物流子会社の合併により新発足した。 それまで松下グループの物流は，1次物流（松下グループの工場～物流拠点；工場系）を松下物流が，2次物流（物流拠点～得意先；流通系）を北海道から九州まで地域別に8社体制で全国をカバーしていた松下ロジスティクスマネジメント(LM)社が担う体制だった。 しかしサプライチェーンの統合管理が求められる時代にあって，物流子会社を松下ロジスティクス1社に統合することにより，一元管理·運営で一気通貫の物流体制を再編するとともに，物流実行系システムの一元化に取り組むことで，物流全体最適化の実現を狙ったのだ。