日本はロジテックの最後進国？デジタル化で物流をもっと便利に - 輸配送シェアリングサービス「ハコベル」の展開

摘要

近年の通販市場の拡大に伴い，シェアリングエコノミーを活用した求貨·求車サービスの存在が注目を集めている。ラストマイルの担い手となるトラックドライバーと荷主側の通販事業者等が，プラットフォームを通じて互いのニーズにマッチした料金や配達時間等，様々な条件を手軽に効率的に選べるのが最大の特徴だ。物流·運送業界の新たなインフラサービスとして定着することが期待されている。国内では従来，「事が足りない！」となれば電話やファックスで下請け，孫請け，ひ孫請けと，多階層化された業界構造を潜り抜けて空いた草とドライバーを探すのが当たり前で，それは今なお行われている。しかしインターネットを活用した求貨·求車マッチングサービスが，徐々に広がってはいた。