漉過手術により中心視力低下の恐れのある症例におけるマイトマイシンC併用smusotomy

摘要

暗点が固視点に迫っており，かつ，他眼の中心視力が既に失われている例や，さらに高齢で既に白内障手術を受けており，線維柱帯切除術後早期合併症の確率が高いと考えられる例にマイトマイシンC併用sinu－sotomyを行い，眼圧調整効果や合併症につき検討する．患者年齢は63．5(+-)11．1平均値(+-)標準偏差， n＝14）歳，患眼mean deviation （Humphrey 30－2プログラム）および術前眼圧は，各々－18．6(+-)6．7平均値(+-)標準偏差）d B，20．7(+-)4． 1平均値(+-)標準偏差，n＝17）mmHgであった．術後早期5mmHg未満の低眼圧および視力低下を訴えた症例はなく，術前の2／5以下の投与薬で経過中（18か月まで）平均眼圧は，11－13mmHgの間を推移していた．術前と同等または以下の投薬で，かつ点眼のみで1SmmHg以下を保つ確率は18か月で70．6(+-)11．1（平均値(+-)標準偏差％（Kaplan－Meier法）であった．