ォロパタジン塩酸塩錠OHK8232のラット受身皮膚アナフィラキシー反応による抗アレルギー作用の検討

摘要

ォロパタジン塩酸塩の後発医薬品として開発されたOHK8232の抗ァレルギ一作用を評価 するために，先発医薬品であるァレロック錠5を比較対照薬として，剪毛したラットの背部皮内に抗体を感作し，48時間後に色素を含む抗原を静脈内投与することにより受身皮膚 アナフィラキシー（PCA)反応を引き起こし，抗原投与30分後の漏出色素量を指標に評価した。なお，薬剤は抗原投与1時間前に経口投与した。両製剤は媒体対照群と比較して，0.1および1mg/kg投与でPCA反応の有意な抑制作用が 認められた。なお，両製剤間の同一投与用量で，抑制効果に有意差は認められなかった。以上の結果より，両製剤ともPC A反応を有意に抑制し，かつその効果は両製剤間で有意差を示さなかったことから，OHK8232はァレロック錠5と同等の抗アレルギー効果を有すること力5'確認された。