「フォースリーンダイエット」の除脂肪体重（LBM）増加等への影響

摘要

メタポリックが開発した「フォースリーンダイエット」は，シソ科の植物コレウスフオルスコリの根から抽出したフォルスコリンを主成分としたダイエット用健康補助食品である。 ダイエットは「ただやせる」のではなく，体脂肪を除いた除脂肪体重（LBM:Lean Body Mass）を維持，望ましくは増加させて体脂肪率を減らすことが重要である。 しかし，最近の間違ったダイエットにより，体に必要な栄養素の摂取が不足し，LBMまでも失い，リバウンド～ウエイトサイクリング，やつれや重篤な身体機能障害などを引き起こす例が報告されている。今回，この除脂肪体重に着目し，「フォースリーンダイエット」を肥満度（BMI）25以上,体脂肪率が高め（男性25％程度，女性30％程度）の被験者に毎日10粒（2．6g）を8週間摂取させ，除脂肪体重の増加を主としたダイエット効果と安全性について試験を行った。 その結果，除脂肪体重について有意な増加が認められ，体重，体脂肪率およびBMIについては有意な減少が認められた。 また，腹部総脂肪面積，内臓脂肪面積および皮下脂肪面積についても有意な減少が認められた。 また，血液一般·生化学検査等で有害な事例は認められず，安全性についても全例で「はば安全」以上という結果が得られた。 以上より「フォースリーンダイエット」の摂取によって，除脂肪体重を増加させながら，内臓脂肪および皮下脂肪を低下させ，体脂肪率ならびに体重の減少につながることが示唆され「フォースリーンダイエット」は手軽で有効かつ安全なダイエットであると考えられた。