保水性と保形性に優れる貼付基剤の開発を目的とした光架橋型ポリアクリル酸ハイドロゲルの処方最適化検討：ブートストラップ法および自己組織化マップを応用した同時最適解の信頼性評価

摘要

我々はこれまでに、ゲルの形成に光化学反応を応用した光架橋型ポリアクリル酸ハイドロゲルを開発し、貼付基剤への応用を試みてきた。 昨年までの検討で、さまざまな調製条件（要因）が調製されたハイドロゲルの含水性、保形性および粘着性の指標となる物性（特性）に対して大きくかつ複雑に寄与していることを明らかにしており、さらにマルチスプライン補間を応用した非線形応答曲面法によって、貼付基剤に最も適した調製条件（同時最適解）を見出している。