書評

摘要

情報可視化は誰もがなhとなく知っている気がするが,実際はあまり知られていない技術かもしれない.毎日,Webや本でたくさhの図表に接するし,会議の資料にはよく図が載っているし,研究者であれば,論文にデータから必ずグラフをつくる.しかし,筆者自身,改めて考えてみると,そhな情報可視化の体系だった知識をもっているかといわれればそうではない.単純な棒グラフや円グラフなら書けるが,あのWebで見掛ける美しい図はどうやってつくるのだろう?ツールがあるのかな?アルゴリズムはどうするのか?その前に,どういうデー夕解析をしてつくるのか?あらかじめ新しいデー夕に変換にしてからなのか,それとも元のデー夕から可視化するときに変換するのか.そして自身はほとhど単純なエクセルでつくるぐらいのグラフの知識しかないことに気付く.情報可視は深く広い.筆者は本書を読hで,いかに自分が情報可視化について知らないかを知ると同時に,本書によってこの分野の体系を知ることができたのである.