「原子力発電に未来はあるか？」…柏崎のまちから

摘要

東日本大震災から七年、国民の原子力発電に対する厳しい現状が続いている。今、東京電力·柏崎刈羽原子力発電所の定まらない見通しに、果たして原子力発電に未来はあるのかと考え、自問している。今年度の当会の主たる事業で「今、改めて考えてみよう原子力発電に未来はあるか？」をテーマにシリーズで勉強している。平成一六年の中越地震直後に同じテーマでシンポジウムを開催した。その三年後の中越沖地震の経験をもっても、誰迷うことなく原子力発電に未来はあると信じ、原子力発電との共存·共栄は当たり前に口にしていた。