アジアのエネルギー構想焦点は国境をまたそ地域協力

摘要

平成一三年一〇月に、アルゼンチンのブエノスアイレス席で開かれた第一八回世界エネルギー大会に参加した。 この大会では、エネルギー問題を全世界的な視点から議論するだけでなく、中南米·カリブ海地域の問題を議論する会合も多くあった。 これによって、エネルギー問題の諸側面の地域的な関心の濃淡が浮き出て、共通する課題への取り細みへの異同も明らかになり、エネルギー問題の深さや広がりが理解しやすくなる。実は、このような地域的視点と全世界的な視点の雑合せによるエネルギー問題の取り上げ方は、私自身が組織委員会の事務局長として関わった、第一六回（東京）大会でも試みられたことであり、世界エネルギー会議の定期大会に定着しっつあることは喜ばしい。