六ヶ所再処理工場のしゅh工に向けた取り組み

摘要

当社が再処理工場とMOX（ウラン·プルトニウム混合酸化物）燃料工場などの新規制基準への適合性審査、いわゆる安全審査を受けるため事業変更許可を申請したのは二〇一四年一月のことである。本稿執筆の時点（二〇一九年八月）ですでに五年半が経過したが、いまだ規制委員会の審査会合が続いている状況にある。地域対応でお会いする地元の方々から、「いつ合格できるのか」、「なぜ審査にそhなに時間がかかるのか」と聞かれることが多くなっている。安全審査の合格後も、設計および工事方法の認可（設工認）や安全性向上対策工事の施工、その後の使用前検査等を経てしゅh工というスケジュールとなる。当社はしゅh工の目標時期を、再処理工場は二〇二一年度上期、MOX燃料工場は二二年度上期としており、その実現に向けて、安全かつ効率的に工事を進めるべく、グループ会社、協力会社と一丸となり取り組みを進めている状況にある。本稿ではしゆh工に向けた当社の取り組みについて、その一端を紹介する。