プリント配線板上パターン電極先端形状がESDガンを用いた静電気放電試験においてフラッシオーバ電圧特性に及ぼす影響

摘要

静電気放電（ESD）に対する電子機器内部素子の破壊や電子機器の誤動作の問題から，プリント配線板上に侵入したESDサージに対する検討が求められている．著者らはこれまで，パターン導体間のフラッシオーバ電圧（FOV）特性を明らかにするためプリント配線板げWB）パターン導体間のESDフラッシオーバ電圧の検討を実施している．本論文では，従来の円盤状電極先端部に突起を付けた導体間，および平行配線板上パターン導体間のESDサージによるFOV特性を調べた．その特性を三次元電界計算ソフトによる電界に基づき検討した．