新規な電極構造による流体ディスプレイの開発

摘要

本研究は，反射型ディスプレイ用の新規画素構造デバイスの開発を行う．今回はマクロモデルを製作し動作検証を行った．3枚の電極を平行に配置し，幅100μmの流路を設けて接着した．電気絶縁性液体のHFE-7100 （住友3M）をマクロモデル内に封入し，上部流路間に電界を印加すると静電圧力により液体が移動した．また，色素液を選定するため，染料で着色された微粒子を分散させた色素微粒子分散液（シアン，マゼンダ，イエロー）に電界を印加し，静電圧力による影響を調べた．その結果，色素微粒子分散液は，透明な溶媒のみが上昇することがわかった．