オレフィンインターコンバージョンによる新規プロピレン製造プロセス（ω一プロセス）の開発と工業化

摘要

旭化成ケミカルズ（株）は、高濃度のオレフィンを含む炭化水素原料からプロピレンを製造する新規プロセス（餌プロセス）を開発した。当社は、オレフィン系軽質炭化水素から芳香族炭化水素を製造する独自プロセス（αプロセス）を1993年に商業化し、以来順調に稼動を継続中である。今回、開発に成功したωプロセスは、αプロセスと同様の原料からプロピレンを製造する技術であり、プロピレン高選択性触媒の開発とαプロセスのプロセス技術を組み合わせることによって、世界に先駆けてオレフィンのインターコンバージョンによるプロピレン製造プロセスの商業化を達成することができた。