ヘアレスマウスの背部皮膚組織の粘弾性評価

摘要

皮膚ははりやたるみなどの性質を有しており、粘弾性的性質を示す琴が知られている。本研究ではヘアレスマウスの背部皮膚組織についてDMA(動的粘弾性測定)を用いて粘弾性特性を計測することを試みる。本研究では動的粘弾性試験のためのプレコンディショニングの条件の策定および、UV照射したマウスの皮膚組織の動的粘弾性特性評価を行った。その結果、プレコンディショニングの条件は60kPaの荷重を10回繰り返し与えることと決定した。またUV照射したマウスと健常なマウスの皮膚組織の動的粘弾性特性を比較した結果、UV照射マウスの方が貯蔵弾性率·損失弾性率·損失正接ともに減少することが明らかとなった。