J Power（電源開発）におけるバイオマスエネルギーの取り組み

摘要

J Powerにて，バイオマスエネルギー（廃棄物発電も含む）を取り組みはじめたのは，10年前のことである．その発端となったのは，「廃棄物発電導入技術調査等」事業（NEDO受託事業）である．この事業では，5箇所の自治体において清掃工場の高効率廃棄物発電化に係るケーススタディーを実施し，その成果をもとにした廃棄物発電導入マニュアルを作成した．（計3回改訂）またさらに，これらの内容をもとに全国の自治体担当者を対象としたセミナーを開催し，積極的な意見交換等を実施した．またRDF発電の高効率化に関するR＆Dとして若松RDF発電実証試験（通商産業省補助事業）を実施した．この事業では，実際に高効率型ボイラーと高度排煙処理システム等からなるパイロットプラントを設置し，実証運転を行なうことによって技術の信頼性等を確認した．