成都市を内陸市場開拓の足掛かりに

摘要

四川省の省都，成都市は人口1,112万，域内総生産(GRP)総額3,324億元（1元＝約13.2円）と，省全体のそれぞれ13.7％，31.6％を占める西部地域有数の経済都市である（表）。消費総額は省全体の33.8％，西部地域全体の8.6％を占めており，市場の発展性の面でも注目を集める。成熟しつつある沿海地域に代わる市場として注目される内陸部。その開拓の足掛かりともなる成都市場の，今後の発展性を探ってみよう。