'90年代後半の一連の経営体質改善策について

摘要

昭和29年創立以来，40年を越えると色々と解決しなければならない多くの問題が，澱のように社内の隅々まで広く沈殿しており，特に'80年代後半からのバブル経済にも乗り切れないままバブル崩壊に直面したため，長い間閉塞感が漂うような状況であった。 その解決しなければならない問題については，「3. 直面していた主な問題」の中で述べるが，山元貯鉱場と海岸貯鉱場を結ぶ2.5kmをBCで結ぶことが色々と解決しなければならない問題の集約された象徴的な課題であった。 そしてこの一連の対策を三段跳びに例えると，BC化以前の諸対策をホップ，BC化工事完了までをステップ，そしてこれを土台に体質の強化を図っている現在はジャンプ中と位置付けることが出来るので，これまでの概要を報告する。