被覆栽培した茶における段階被覆による光障害の軽減I,

摘要

被覆をかけ遮光条件で栽培した茶は、茶葉の色が濃くなり、旨味成分.香気成分が増加します。京都府の茶業においては、長い歴史に培われた被覆技術を駆使し、てh茶、玉露等の高品質で収益性の高い茶を生産してきました0一方、近年の茶の価格低下や加工用抹茶の需要拡大に伴い、高品質な被覆茶をより多く収穫するために、被覆栽培が拡大しています。また京都府では従来一番茶でのみ行われていた被覆栽培が、一一番茶にも拡大してきました。京都府内のてh茶摘採面積(京都府茶業統計デ—タ)の推移を見ると、二番茶のてh茶栽培は、平成U年以前はほぼゼロでしたが、平成24年には約490,5まで伸び、一番茶と同等の面積となっています。