移動通信トラフイツクの世界的な增大とIoT(Internet of Things)時代の多種多様なニー ズに応えるため.高速大容量?多数同時接続?超高信賴低遅延を実現する第5世代移動通信システム（5G)の国際標凖化が進められている。ITU - R (International Telecommunication Union Radiocommunication sector :囯際電気通信連合無線通信部 門)は，5Gに相当するIMT-2020 (International Mobile Telecommunications-2020)の無線イン夕フェ一ス技術 勧告案を2020年秋に完成させる予定である。3GPP(3rd Generation Partnership Project)は，2020年 の5Gサービス開始に向けて二つのフェーズ（フェーズ1 :リ リース15,フェーズ2 :リリース16)でNR (New Radio)規格策定を進めている。リリース15で策定する5G機能は， 高速大容量を実现するeMBB(enhanced Mobile Broad-Band)と一部の低遲延機能となる。リリース16では，多 数同時接続を実现するmMTC(massive Machine Type Communication),超高信頼·低遅延(URLLC : Ultra Reliable and Low Latency Communication)機能が策定され， 5G要件全てを網羅した规格策定完了を予定している。三菱電機は,5Gで想定される多数アンテナ素子を用い た移動通信システム向けに，初期同期及び参照信号に関連 する技術提案を行い,3GPP規格策定と2020年サービス開 始に貢献している。
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