無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply:UPS)は,各種情報処理装置などの重要負荷の電源の高信頼性を確保する重要な装置として,様々な場面で活躍している。特に近年,大規模データセンターの整備を背景に,UPSの高効率·小型化,大容量化のニーズが高まっている。これらのニーズに対応するために,従来,UPS内部の電力変換回路に3レベル制御方式を採用することで,電力変換回路の半導体素子及び出力フィルタでの損失を削減し,高効率·小型化を実現してきた。それに加えて,三菱電機が新たに開発した最先端パワーデバイス“SiC(シリコンカーバイド)パワーモジュール”を電力変換回路に適用することによって,業界トップクラスの装置最高効率98%及び設置面積20%削減という更なる高効率·小型化を実現した。
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